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少ないが、キナンゴニに2百万トンの鉛と銀の鉱石埋蔵が発見されて参り、またケリオ渓谷の螢石埋蔵の開発に伴い、ケニア鉱業の将来に期待が寄せられている。

 

鉱業生産実績

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ケニアの84年における原油輸入は、7億8,600万ケニア・シリングに達した。これは、同年における外貨収入全体の約50%に等しい。
このため、政府は外国石油会社と提携して、原油の探査活動を続けている。
また、電力の国内自給を図るため、現在、多数の水力および地熱発電計画を実施中である。このうち、キアンベレ水力発電所(発電能力1億4,000万ワット)は88年までに完工の予定である。
工業は、農産物加工業を中心とし、これに次いでビール醸造、セメント、化学品、履物、織物などの製造業が順調な伸びを示している。重工業はタイヤ製造、トラック組立て在とが主なものである。

 

工業生産実績

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